SSブログ

PECOポイント配線図&電動化テスト [PECO]

いよいよPECOポイントを本格的に採用します。

今回使用する部品です。

railhoshu6-3.jpg
○PECOポイント及びポイントマシン(低電流タイプ)

PECOポイントにはエレクトロフログ(選択式)とインサルフログ(非選択式)の2種類がありますが、今回使用するのはエレクトロフログタイプです。

エレクトロフログとインサルフログの違いについての説明はここでは省きますが、こちらのサイトに詳しい説明がありますので、興味のある方はご参照ください。

PECOのポイントレール(エレクトロフログとインサルフログ)を徹底解説!選択式と非選択式の違いを理解する
https://www.narrow-gauge-shop.com/entry/2017/04/09/120116

通常の運転にはエレクトロフログ、DCC運転使用時にはインサルフログを使用するのが一般的なようです。

railhoshu7-1.jpg
PECOとトミックスのポイントマシン比較画像。

御覧の通りPECOのポイントマシンはかなり大きいです。

railhoshu7-2.jpg
○16V4A スイッチングACアダプター(型番GF65I-US1640)
○2.1mm標準DCジャック⇔スクリュー端子台

ポイントマシン駆動の推奨電圧が16Vなので、別に電源を用意します。
DCジャックはリード線をアダプターに繋ぐ際に必要になります。

railhoshu7-3.jpg
○3Pトグルスイッチ(ON-ONタイプ)
○トグルスイッチ用ツマミカバー(青)(赤)
○プラスチックケース SW-85B

ON-ONタイプのポイント切り替えスイッチです。
プラスチックケースはスイッチの取り付け台として使用します。

railhoshu7-4.jpg
○1000μF25V電解コンデンサー
○両面スルーホールガラスコンポジット・ユニバーサル基板 Fタイプ

コンデンサは電気を貯めておく働きがあり、一旦ここに電気を貯めておいてスイッチを作動させた瞬間にコンデンサから電気を放出し、その電気でポイントマシンを動かします。

配線を考えます。

zumenpecopointS.jpg

zumenpecopointW.jpg

上がポイントマシン1個作動、下がポイントマシン2個同時作動のモデルです。
ネットでいろいろ検索した結果、上記の配線に落ち着きました。

まずは1個作動式のテストピースを作成します。
ここでつまずくと、2個同時作動は夢のまた夢となってしまいます。

早速作成開始します。

まず、ポイントレールにポイントマシンを取り付けます。

railhoshu7-5.jpg
ポイントを裏返し、画像赤丸のロッドと青丸の爪をポイントレール側の穴にはめ込みます。

railhoshu7-6.jpg
完成しました。

配線を繋ぎます。

図面の通りにリード線を繋いでいきます。
リード線はトミックスのポイントコードに着色したものを使っています。

railhoshu7-7.jpg

railhoshu7-8.jpg
コンデンサをブレッドボードに繋ぎます。

railhoshu7-9.jpg
DCジャックのねじを緩め、洋白線を半田付けしたリード線を挿入して、ねじを締めます。

全てのリード線を繋いだところで、テスト開始。
※図面ではコンデンサ2基ですが、1基で作動すれば部品代の節約になると考え1基でテストしました。

railhoshu7-10.jpg
ところが、スイッチを切り替えてもポイントは作動しません。

railhoshu7-11.jpg
コンデンサを1基追加しましたが、結果は同じでした。

ソレノイドの動作音は聞こえるので、一旦レールを外しポイントマシンだけで作動させてみるとソレノイドは正常に動きました。

ポイントレールの駆動部が固いのではと思い、レールを裏返して構造を確認。

railhoshu7-12.jpg
定位時

railhoshu7-13.jpg
反位時

丸印の部分に線ばねが内蔵されており、定位、反位時に上図のように動きます。

railhoshu7-14.jpg
手でポイントを作動させてみると固かったので、線ばねをマイナスドライバーで少し緩めてみました。

改めてテスト開始。


今度は上手く作動しました。
動画ではコンデンサ2個並列でテストしています。

コンデンサ1個でも作動しましたが、容量が大きい方が安定した作動が可能と考え、当初の図面の通りコンデンサ2個で作成します。

次回はポイント2個同時作動のテストを行います。

お付き合い、ありがとうございました。
nice!(31)  コメント(6)