3度目の入院顛末記 [病気]
ご無沙汰しています。
10/21に無事に退院し、自宅療養中の管理人です。
3度目の入院中の様子を報告します。
今回のイレウスも前回同様、癒着性イレウスでした。
参考記事:癒着性イレウス入院顛末記 https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2021-04-07
イレウスは再発の確率が高い病気ですが、見事に3回目のイレウスにかかってしまいました。
今回のイレウスはかなり厄介で、主治医によると手術が必要かどうかの瀬戸際の状態で治すのにかなり時間が掛かりました。
時系列に追っていきます。
2022/9/24(土)19:00~
下腹部に強烈な痛みを覚え、I病院救急外来へ。
レントゲン、CT検査の後癒着性イレウスと診断され、即日入院(HCU:高度治療室)決定。
この間鼻からチューブを通し、胆汁を抜く処理をしました。
しばらくは絶飲食です。
胃液を抜いている様子。
2022/9/25(日)
HCU2日目。
この日は体調が悪く、ほとんど動けずに寝たきりの状態でした。
点滴。
心電図。
2022/9/26(月)
この日も体調がすぐれず、日中はほぼ寝たきりでした。
この日の午後、内視鏡センターでイレウスチューブを小腸内に入れました。
毎度のことですが、鼻からイレウスチューブを入れる治療は痛くて苦しいです。
イレウスチューブを入れるのはこれで3度目ですが、今回が一番辛かったです。
2022/9/27(火)体重52.4㎏
少し元気になったので、この日から体重測定をしました。
入院前の体重が約54㎏だったので、4日間で約2㎏も減ってしまいました。
この日の午後、HCUから一般病棟に移りました。
そしてこの日から、新たな治療法が始まりました。
高気圧酸素療法です。
高気圧酸素療法は、2気圧ほどの高い気圧を掛け、酸素で満たされたカプセルに1時間入り、療養する方法です。
実際は加圧に約10分、減圧に10分掛かるので1時間20分ほどの治療になります。
カプセル内は専用の病衣に着替えて入ります。
病衣の下は裸で、携帯電話や眼鏡、腕時計等の持ち込みは禁止です。
加圧時に耳鳴りがすることがあり、その場合はあくびやつばを飲み込んで、耳鳴りを抑えます。
カプセルに初めて入ったときは加圧時に耳鳴りがしたので、耳鳴りを抑えていましたが回数を重ねるにつれて段々慣れてきたのか、ほとんど耳鳴りはしませんでした。
カプセルの頭上にはテレビがあり、暇をつぶせますが近眼なのであまりテレビの画面が見えず、ほぼ音声だけなので退屈でした。
日曜日を除く退院前日までこの治療法が続きます。
2022/9/28(水)体重51.4㎏
だいぶ元気になりましたが、イレウスチューブの違和感になかなか慣れず、鼻水が出っぱなしでした。
2022/9/29(木)体重50.9㎏
体重は減り続け、ついに50㎏台になってしまいました。
この日の午後、小腸の通り具合を調べるため内視鏡センターで造影剤を注入して透視検査を行いました。
透視の結果、まだ小腸の奥の部分が詰まってるとの事。
来週の月曜まで様子を見て、治らないようであれば手術の可能性大といわれ、少しショックを受けました。
ただこの日は朗報もありました。
入院以来全く出なかったお通じが、約5日ぶりにありました。
ほとんど水のような便でしたが、便は便。
少しずつ治っていることを実感した日でもありました。
2022/9/23(金)体重51.2㎏
この日も内視鏡センターで透視。
結果は昨日に比べるとやや改善されたものの、小腸から大腸にかけての通りがやや悪く、このままイレウスチューブを付けたまま月曜日まで様子見の事。
この日の結果が良好なら、イレウスチューブが外れる所でしたが残念にも来週まで持ち越しとなりました。
お通じの方は好調で、水便ですが5回もお通じがありました。
2022/10/1(土)体重50.6㎏
体重は入院以来最も軽い体重になってしまいましたが、体調の方はかなり良くなり院内をうろつけるまで回復しました。
お通じの方も好調です。
2022/10/2(日)体重50.9㎏
この日は日曜日なので高気圧酸素療法はありませんでした。
暇なので、院内を散歩したり、併設のコンビニで買ったクロスワードを解いたりして過ごしていました。
お通じの方は水便が続いています。
いつになったら水便が止むのかと少し不安を覚えました。
2022/10/3(月)体重50.7㎏
午前中に高気圧酸素療法とレントゲン撮影を終え、検査の結果ほぼ良くなったとの事でついにイレウスチューブが外れました。
それと同時に、絶飲食が解禁され夜から食事が始まりました。
この日の夕食です。
重湯とコーンスープのみですが、1週間ぶりに口にする食べ物は美味しかったです。
なお、この日より入浴(シャワー)をすることが出来ました。
お通じの方も軟便になり、回復への確かな一歩を歩んでいることを実感した1日でした。
2022/10/4(火)体重51.1㎏
この日の昼食から重湯→三分粥に変わり、昼からはついに点滴が外れました。
点滴が外れたので、身軽になりました。
朝食(重湯、味噌スープ)
昼食(三分粥、豆腐と玉子あんかけ風煮、パンプキンスープ)
夕食(三分粥、かぼちゃ豆乳煮、中華スープ)
2022/10/5(水)体重50.7㎏
この日の昼食から三分粥→五分粥に変更になりました。
ついに肉食も登場です。
朝食(三分粥、味噌スープ、牛乳)
昼食(五分粥、茄子お吸い物、たいみそ)
夕食(五分粥、鯛の白醤油焼き皮なし、コンソメスープ、えびみそ)
お通じの方は軟便のままでした。
2022/10/6(木)体重52.1㎏
先日より何故か体重が1.4㎏も増えています。
多分便がまだ腹の中に溜まっていたのでしょう。
この日の昼食から全粥になりました。
午後に主治医が来て、午前中に撮影したレントゲンの結果、明日退院できるとの報告がありました。
長い道のりでしたが、ようやく入院生活から解放されます。
朝食(五分粥、大根の旨煮、牛乳)
昼食(全粥、キーマカレー、わかめとツナのサラダ、梨)
夕食(全粥、さんまみぞれ煮、ラタトゥイユ、切干とひじき甘酢和え、高菜漬物)
キーマカレーにラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)となかなか洒落たおかずが出ました。
2022/10/7(金)体重51.7㎏
ついに退院の日が来ました。
8:00に最後の朝食(全粥、味噌汁、大根そぼろ、鉄っ子ひじき、牛乳)を食べ、荷物をまとめ会計を済ませ10:00にお世話になったI病院を後にしました。
今回の癒着性イレウスはなかなか頑固で、手術の覚悟が必要なほど危ういものでしたが、何とか手術を回避し、無事に治すことが出来ました。
まさかこの4日後、再びイレウスで入院する羽目になるとは思いもしませんでした。
次回は4度目の入院についてご報告いたします。
お付き合い、ありがとうございました。
10/21に無事に退院し、自宅療養中の管理人です。
3度目の入院中の様子を報告します。
今回のイレウスも前回同様、癒着性イレウスでした。
参考記事:癒着性イレウス入院顛末記 https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2021-04-07
イレウスは再発の確率が高い病気ですが、見事に3回目のイレウスにかかってしまいました。
今回のイレウスはかなり厄介で、主治医によると手術が必要かどうかの瀬戸際の状態で治すのにかなり時間が掛かりました。
時系列に追っていきます。
2022/9/24(土)19:00~
下腹部に強烈な痛みを覚え、I病院救急外来へ。
レントゲン、CT検査の後癒着性イレウスと診断され、即日入院(HCU:高度治療室)決定。
この間鼻からチューブを通し、胆汁を抜く処理をしました。
しばらくは絶飲食です。
胃液を抜いている様子。
2022/9/25(日)
HCU2日目。
この日は体調が悪く、ほとんど動けずに寝たきりの状態でした。
点滴。
心電図。
2022/9/26(月)
この日も体調がすぐれず、日中はほぼ寝たきりでした。
この日の午後、内視鏡センターでイレウスチューブを小腸内に入れました。
毎度のことですが、鼻からイレウスチューブを入れる治療は痛くて苦しいです。
イレウスチューブを入れるのはこれで3度目ですが、今回が一番辛かったです。
2022/9/27(火)体重52.4㎏
少し元気になったので、この日から体重測定をしました。
入院前の体重が約54㎏だったので、4日間で約2㎏も減ってしまいました。
この日の午後、HCUから一般病棟に移りました。
そしてこの日から、新たな治療法が始まりました。
高気圧酸素療法です。
高気圧酸素療法は、2気圧ほどの高い気圧を掛け、酸素で満たされたカプセルに1時間入り、療養する方法です。
実際は加圧に約10分、減圧に10分掛かるので1時間20分ほどの治療になります。
カプセル内は専用の病衣に着替えて入ります。
病衣の下は裸で、携帯電話や眼鏡、腕時計等の持ち込みは禁止です。
加圧時に耳鳴りがすることがあり、その場合はあくびやつばを飲み込んで、耳鳴りを抑えます。
カプセルに初めて入ったときは加圧時に耳鳴りがしたので、耳鳴りを抑えていましたが回数を重ねるにつれて段々慣れてきたのか、ほとんど耳鳴りはしませんでした。
カプセルの頭上にはテレビがあり、暇をつぶせますが近眼なのであまりテレビの画面が見えず、ほぼ音声だけなので退屈でした。
日曜日を除く退院前日までこの治療法が続きます。
2022/9/28(水)体重51.4㎏
だいぶ元気になりましたが、イレウスチューブの違和感になかなか慣れず、鼻水が出っぱなしでした。
2022/9/29(木)体重50.9㎏
体重は減り続け、ついに50㎏台になってしまいました。
この日の午後、小腸の通り具合を調べるため内視鏡センターで造影剤を注入して透視検査を行いました。
透視の結果、まだ小腸の奥の部分が詰まってるとの事。
来週の月曜まで様子を見て、治らないようであれば手術の可能性大といわれ、少しショックを受けました。
ただこの日は朗報もありました。
入院以来全く出なかったお通じが、約5日ぶりにありました。
ほとんど水のような便でしたが、便は便。
少しずつ治っていることを実感した日でもありました。
2022/9/23(金)体重51.2㎏
この日も内視鏡センターで透視。
結果は昨日に比べるとやや改善されたものの、小腸から大腸にかけての通りがやや悪く、このままイレウスチューブを付けたまま月曜日まで様子見の事。
この日の結果が良好なら、イレウスチューブが外れる所でしたが残念にも来週まで持ち越しとなりました。
お通じの方は好調で、水便ですが5回もお通じがありました。
2022/10/1(土)体重50.6㎏
体重は入院以来最も軽い体重になってしまいましたが、体調の方はかなり良くなり院内をうろつけるまで回復しました。
お通じの方も好調です。
2022/10/2(日)体重50.9㎏
この日は日曜日なので高気圧酸素療法はありませんでした。
暇なので、院内を散歩したり、併設のコンビニで買ったクロスワードを解いたりして過ごしていました。
お通じの方は水便が続いています。
いつになったら水便が止むのかと少し不安を覚えました。
2022/10/3(月)体重50.7㎏
午前中に高気圧酸素療法とレントゲン撮影を終え、検査の結果ほぼ良くなったとの事でついにイレウスチューブが外れました。
それと同時に、絶飲食が解禁され夜から食事が始まりました。
この日の夕食です。
重湯とコーンスープのみですが、1週間ぶりに口にする食べ物は美味しかったです。
なお、この日より入浴(シャワー)をすることが出来ました。
お通じの方も軟便になり、回復への確かな一歩を歩んでいることを実感した1日でした。
2022/10/4(火)体重51.1㎏
この日の昼食から重湯→三分粥に変わり、昼からはついに点滴が外れました。
点滴が外れたので、身軽になりました。
朝食(重湯、味噌スープ)
昼食(三分粥、豆腐と玉子あんかけ風煮、パンプキンスープ)
夕食(三分粥、かぼちゃ豆乳煮、中華スープ)
2022/10/5(水)体重50.7㎏
この日の昼食から三分粥→五分粥に変更になりました。
ついに肉食も登場です。
朝食(三分粥、味噌スープ、牛乳)
昼食(五分粥、茄子お吸い物、たいみそ)
夕食(五分粥、鯛の白醤油焼き皮なし、コンソメスープ、えびみそ)
お通じの方は軟便のままでした。
2022/10/6(木)体重52.1㎏
先日より何故か体重が1.4㎏も増えています。
多分便がまだ腹の中に溜まっていたのでしょう。
この日の昼食から全粥になりました。
午後に主治医が来て、午前中に撮影したレントゲンの結果、明日退院できるとの報告がありました。
長い道のりでしたが、ようやく入院生活から解放されます。
朝食(五分粥、大根の旨煮、牛乳)
昼食(全粥、キーマカレー、わかめとツナのサラダ、梨)
夕食(全粥、さんまみぞれ煮、ラタトゥイユ、切干とひじき甘酢和え、高菜漬物)
キーマカレーにラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)となかなか洒落たおかずが出ました。
2022/10/7(金)体重51.7㎏
ついに退院の日が来ました。
8:00に最後の朝食(全粥、味噌汁、大根そぼろ、鉄っ子ひじき、牛乳)を食べ、荷物をまとめ会計を済ませ10:00にお世話になったI病院を後にしました。
今回の癒着性イレウスはなかなか頑固で、手術の覚悟が必要なほど危ういものでしたが、何とか手術を回避し、無事に治すことが出来ました。
まさかこの4日後、再びイレウスで入院する羽目になるとは思いもしませんでした。
次回は4度目の入院についてご報告いたします。
お付き合い、ありがとうございました。