癒着性イレウス入院顛末記 [病気]
先日、無事に退院した管理人です。
4/3日に退院以降はお陰様で体調も良好で、一安心の日々を送っています。
今回は癒着性イレウスの入院顛末記をお送りします。
去る3/22(月)の早朝に激しい吐き気と腹痛でI病院の救急外来へ駆け込み、そのまま入院となってしまいました。
今回私が罹った癒着性イレウス(腸閉塞)は腸が何らかの原因で窄まったり、折れ曲がったりして癒着が起こり、食餅や消化液が通れなくなった状態を指します。
参考記事
癒着性イレウス:http://www.kokura-hp.jp/hanamegane/post%20op/ileus.htm
イレウスチューブ:https://www.kango-roo.com/learning/4252/
腸閉塞入院顛末記(前編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-12
(中編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-16
(後編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-19
この癒着性イレウスは絞扼性イレウス等で開腹手術を行った患者のおよそ3割が罹るという再発率の高い病気です。
治療の段階としては、
①胃液を鼻から通したチューブで抜き、点滴、絶飲食のまま安静にしておく保存療法。
②鼻から腸までイレウスチューブを入れて、イレウスチューブ先端にあるバルーンを膨らまして腸を広げる療法。
③手術で癒着部分の剥離、または癒着部分を切断し再縫合する療法。
この3つの段階があります。
一般的には②の段階までに7割近くが治ります。
私の場合は①の療法では治らず②のイレウスチューブ挿入で直すことができました。
実際に私が行った治療です。
胃液をチューブで抜いています。
点滴。
この間は絶飲食です。
この状態で3/24(水)までの3日間治療を行いましたが、癒着が治らなかったので3/25(木)にイレウスチューブを挿入することになりました。
イレウスチューブ。
イレウスチューブ挿入の様子。
点滴、絶飲食は継続です。
病室からの桜。
丁度桜が咲く頃に入院してしまったので、桜は病室から眺めるしかありませんでした。
3/29(月)にレントゲンと透視を行ったところ、癒着がほぼなくなったのでこの日にイレウスチューブを外すことが出来ました。
この日より水分補給のみ可能になりました。
翌日3/30(火)から食事が始まりました。
食事は重湯流動食です。
食前の漢方薬。
朝食(重湯200g、具無し味噌汁)。
この日の昼から点滴が外れ、入浴が可能になりました。
3/31(水)
この日の食事は三分菜食です。
朝食(三分粥250g、味噌汁、ゼリー、牛乳)
4/1(木)
新年度になり、人事異動で担当医師が変わりました。
午前中に担当医が来て、順調ならば4/3(土)に退院できると伝えられました。
食事は五分粥になりました。
夕食(五分粥300g、鮭ムニエル、ゼリー、鯛味噌)
4/2(金)
食事は軟菜食(全粥)になりました。
1日ごとに食事がグレードアップしていき、回復を実感するようになりました。
朝食(全粥300g、大根そぼろ、具入り味噌汁、ひじき、牛乳)
4/3(土)
いよいよ退院の日を迎えました。
この日の朝食が最後の食事です。
朝食(ご飯180g、具入り味噌汁、細切り昆布煮物、海苔佃煮、牛乳)
お粥がご飯になったのが完全に回復した証拠です。
午前10時に予定通り退院し、約2週間ぶりに我が家に戻ってきました。
入院中は最初の1週間が絶飲食で、色々と不便を感じることがありましたが無事に回復しました。
皆様にはご心配をおかけしました。
★おまけ
私が入院していたI病院で、面白いものを発見しました。
一見すると普通の渡り廊下ですが、左側に踏切の遮断機のようなものが設置されています。
渡り廊下の下は細い道路になっていて、推測ですがかつては道路を通る車を通すためにはね橋のように渡り廊下が持ち上がっていたと思われます。
現在は遮断機は使われていないようで、渡り廊下両側の壁も使われなくなった時に増設されたものでしょう。
稼働中だったころの様子を見たかったですね。
お付き合い、ありがとうございました。
4/3日に退院以降はお陰様で体調も良好で、一安心の日々を送っています。
今回は癒着性イレウスの入院顛末記をお送りします。
去る3/22(月)の早朝に激しい吐き気と腹痛でI病院の救急外来へ駆け込み、そのまま入院となってしまいました。
今回私が罹った癒着性イレウス(腸閉塞)は腸が何らかの原因で窄まったり、折れ曲がったりして癒着が起こり、食餅や消化液が通れなくなった状態を指します。
参考記事
癒着性イレウス:http://www.kokura-hp.jp/hanamegane/post%20op/ileus.htm
イレウスチューブ:https://www.kango-roo.com/learning/4252/
腸閉塞入院顛末記(前編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-12
(中編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-16
(後編)https://ap2types.blog.ss-blog.jp/2020-10-19
この癒着性イレウスは絞扼性イレウス等で開腹手術を行った患者のおよそ3割が罹るという再発率の高い病気です。
治療の段階としては、
①胃液を鼻から通したチューブで抜き、点滴、絶飲食のまま安静にしておく保存療法。
②鼻から腸までイレウスチューブを入れて、イレウスチューブ先端にあるバルーンを膨らまして腸を広げる療法。
③手術で癒着部分の剥離、または癒着部分を切断し再縫合する療法。
この3つの段階があります。
一般的には②の段階までに7割近くが治ります。
私の場合は①の療法では治らず②のイレウスチューブ挿入で直すことができました。
実際に私が行った治療です。
胃液をチューブで抜いています。
点滴。
この間は絶飲食です。
この状態で3/24(水)までの3日間治療を行いましたが、癒着が治らなかったので3/25(木)にイレウスチューブを挿入することになりました。
イレウスチューブ。
イレウスチューブ挿入の様子。
点滴、絶飲食は継続です。
病室からの桜。
丁度桜が咲く頃に入院してしまったので、桜は病室から眺めるしかありませんでした。
3/29(月)にレントゲンと透視を行ったところ、癒着がほぼなくなったのでこの日にイレウスチューブを外すことが出来ました。
この日より水分補給のみ可能になりました。
翌日3/30(火)から食事が始まりました。
食事は重湯流動食です。
食前の漢方薬。
朝食(重湯200g、具無し味噌汁)。
この日の昼から点滴が外れ、入浴が可能になりました。
3/31(水)
この日の食事は三分菜食です。
朝食(三分粥250g、味噌汁、ゼリー、牛乳)
4/1(木)
新年度になり、人事異動で担当医師が変わりました。
午前中に担当医が来て、順調ならば4/3(土)に退院できると伝えられました。
食事は五分粥になりました。
夕食(五分粥300g、鮭ムニエル、ゼリー、鯛味噌)
4/2(金)
食事は軟菜食(全粥)になりました。
1日ごとに食事がグレードアップしていき、回復を実感するようになりました。
朝食(全粥300g、大根そぼろ、具入り味噌汁、ひじき、牛乳)
4/3(土)
いよいよ退院の日を迎えました。
この日の朝食が最後の食事です。
朝食(ご飯180g、具入り味噌汁、細切り昆布煮物、海苔佃煮、牛乳)
お粥がご飯になったのが完全に回復した証拠です。
午前10時に予定通り退院し、約2週間ぶりに我が家に戻ってきました。
入院中は最初の1週間が絶飲食で、色々と不便を感じることがありましたが無事に回復しました。
皆様にはご心配をおかけしました。
★おまけ
私が入院していたI病院で、面白いものを発見しました。
一見すると普通の渡り廊下ですが、左側に踏切の遮断機のようなものが設置されています。
渡り廊下の下は細い道路になっていて、推測ですがかつては道路を通る車を通すためにはね橋のように渡り廊下が持ち上がっていたと思われます。
現在は遮断機は使われていないようで、渡り廊下両側の壁も使われなくなった時に増設されたものでしょう。
稼働中だったころの様子を見たかったですね。
お付き合い、ありがとうございました。
おはようございます。
入院中は大変でしたね、改めて・・・お見舞い申し上げます。
暫くは養生優先で・・・お過ごしください。
by YUTAじい (2021-04-07 06:09)
YUTAじい様
今回の病気は前回ほどひどくなく、手術をしなくて済んだのが幸いでしたね。
イレウスは再発の確率が高いので、退院後は食事は消化の悪いものを避ける、よく噛んで食べる等の予防策を講じています。
まだ病み上がりなので、しばらくはゆっくりと過ごしたいと思っています。
by TYPES (2021-04-07 06:27)
無事に退院、一安心ですね!
腸閉塞は再発が結構あるみたいですが、これで最後にしたいですね。
by ma2ma2 (2021-04-07 09:38)
ma2ma2様
お陰様で退院後は今のところ良好で、ゆっくりと過ごしています。
目下のところ心配はやはり再発ですね。再発防止のために食生活には特に気を付けるようにしています。
by TYPES (2021-04-07 10:06)