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GWの乗り鉄その2(南阿蘇鉄道トロッコ列車ゆうすげ号) [旅行]

GWの乗り鉄 その2です。

11:31立野駅に到着後、南阿蘇鉄道のホームに移動します。

南阿蘇鉄道は熊本県の立野駅⇔高森駅間を結ぶ単線・非電化第三セクター方式の鉄道です。
1986年(昭和61年)4月に旧国鉄高森線から転換されました。

2016年(平成28年)の熊本地震で被害を受けましたが、2023年(令和5年)3月に全線が復旧しました。

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今回乗車する列車『トロッコ列車ゆうすげ3号』はすでにホームに入線していました。

南阿蘇鉄道ホーム上の切符売り場で予約しておいた切符を受け取り、11:32発車までのわずかな時間で写真を撮った後、そそくさと列車に乗り込みます。

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機関車(高森方・DB16形1602号)

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客車(1号車・トラ700形70002号)
無蓋車トラ700形を改造した客車です。

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客車(2号車・トラ700形70001号)
こちらも上に同じく改造車。
今回はこの2号車に乗車します。

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車内はこんな感じです。

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客車(3号車・TORA200形20001号)
この車両のみ新製車です。

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機関車(立野方・DB16形1601号)

列車は前後に機関車2両、間に客車両を挟んだプッシュプル編成です。

列車は定刻1分遅れの11:33発車。
これから約1時間、トロッコ列車に揺られながら終点高森まで向かいます。

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立野駅を発車するとすぐ、トレッスル鉄橋の立野橋梁を渡ります。
車内からでは独特な構造はよく分かりませんでした。

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立野橋梁から右手に建設中の立野ダムが見えました。



立野ダム

立野ダムは一般的な水を貯めるダムと違い、洪水が起こりそうな時に水を貯め、洪水被害を防ぐ目的で建設されています。

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南阿蘇鉄道随一の絶景ポイント、第一白川橋梁を通過中。
トロッコ列車は絶景ポイントで徐行運転します。
左手に黒川の峡谷と新阿蘇大橋、阿蘇長陽大橋が見えました。

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11:46長陽駅到着。
開業時のものと思われる木造駅舎が残っています。
喫茶店『久永屋』が入居しています。

南阿蘇鉄道の駅は起点と終点の立野駅と中間の中松駅を除く全駅は単式ホーム1面1線の構造です。

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11:49加瀬駅到着。

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11:52阿蘇下田城駅到着。
旧国鉄時代は『阿蘇下田駅』、転換後は『阿蘇下田城ふれあい温泉駅』と変わり、2023年7月に現在の駅名になりました。

城郭風の立派な駅舎です。

駅舎内にからくり人形があり、列車到着時に音楽が流れ、からくり人形が動きます。


からくり人形作動中の様子。

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阿蘇下田城~南阿蘇水の生まれる里白水高原間車窓風景。
見事な阿蘇山外輪山が見えました。

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11:57南阿蘇水の生まれる里白水高原駅到着。

転換後と同時に開業した駅で、12角形の屋根が特徴的です。

長い名前の駅のはしりとなった駅で、開業当時は日本一長い駅目でしたがその後もっと長い名前の駅が出来たので、現在は日本一の座を富山地方鉄道富山軌道線『トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場』(26文字・空白含む)に譲っています。

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右手に見える寺坂水源。

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反対側。
真ん中に見える木箱は中に芋を入れて、芋を洗う芋洗い装置です。

この辺りは湧水が豊富で、沿線に水源がいくつもあります。

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中松駅到着。
相対式ホーム2面2線を持つ線内で唯一の交換駅です。

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駅舎は2階建ての複雑な造りで、なかなか凝ったデザインです。
喫茶店『ひみつ基地ゴン』が入居しています。

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中松~阿蘇白川間車窓風景。
左手に赤牛のいるビニールハウスがありました。

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右手に見える吉田城御献上汲場。

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左手に見える明神池名水公園を抜けるとすぐに阿蘇白川駅に到着します。

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12:11阿蘇白川駅到着。

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とんがり屋根が特徴の可愛らしい駅舎です。

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12:14南阿蘇白川水源駅到着。
旧国鉄から転換後に建てられた駅です。

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12:20見晴台駅到着。
終点高森まであと少しです。

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12:24終点高森駅に到着。

ゆうすげ号の客車は新製された20001号を除いて無蓋車からの改造なので、乗り心地はお世辞にも良いとは言えませんが、それを感じさせない素晴らしい沿線の風景と沢山の見どころがあり、あっという間の約50分の旅でした。

この後駅周辺を散策します。

その3に続きます。

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コメント 2

HAL

これは楽しそう。
地震で放置鐡道にならなくて
よかったです。
by HAL (2024-05-08 20:39) 

TYPES

HAL様
トロッコ列車には何度か乗りましたが、ゆうすげ号は貨車からの改造なので今まで乗った中で1番トロッコ列車らしい列車でした。
地震で存続が危ぶまれましたが、復旧出来て本当によかったです。
by TYPES (2024-05-09 05:29) 

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