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腸閉塞入院顛末記(前編) [病気]

先日、無事に退院した管理人です。
まだ手術跡の傷口の痛みが若干あり、鉄道模型も中断状態です。
しばらくはリハビリに専念したいと思っています。


今回は腸閉塞で入院から退院までの生活を振り返ってみたいと思います。

以前の記事で腸閉塞で入院とお伝えしていましたが、正式な病名は絞扼性(こうやくせい)イレウスという病気です。

絞扼性イレウスとはどんな病気かと言いますと、異物や炎症、腫瘍などにより腸管が塞がれた状態(機械的イレウス)、あるいは開腹手術などで腸管が麻痺(まひ)(拡張)して腸の蠕動運動が障害された状態(麻痺性イレウス)を指します。
イレウスになると、消化物が腸内をスムーズに移動できなくなり、閉塞部位より上部(口側)に多量の消化物がたまります。そのため便やガスが腸内に充満して、腹痛や嘔吐などさまざまな症状が起こります。

主な症状は、腹部全体の痛み、便秘、嘔吐、腹部膨満、発熱、頻脈などがあります。腹痛は軽いものから激痛を伴うものまでさまざまです。
絞扼性イレウスはお腹の一部が持続的に痛むのが特徴で、腹膜に炎症が起きたときにみられる腹膜刺激症状などが現れることがあります。

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絞扼性イレウスの参考画像。

※説明及び画像ははおなかの健康ドットコム(https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/digestive-organs/digestive-organs_03.html)より引用。

管理人の症状は腸が捻じれて癒着し、消化が上手くいかなくなり腹痛と嘔吐が続くものでした。

入院までの経過です。

2020/8/29(土)
夕食後(19:00頃)から腹痛を感じるようになる。
この時はまだ普通の腹痛と思っていました。
21:30頃眠りに付こうとするものの一向に腹痛が治まらず吐き気を催すようになる。

2020/8/30(日)
6:00頃腹痛と吐き気が頂点に達し、たまらず親に救急外来(TS病院)に連れて行ってもらう。
10:00?頃 TS病院で腸閉塞の説明を受ける。
12:00?頃 TS病院では手術不可の為I病院に転送。
13:00?頃 I病院到着・検査後即手術(3時間程度)

2020/8/31(月)~9/8(火)
この間絶食。(一度だけ夕食の重湯が出たが手を付けられず)。

2020/9/9(水)
強烈な吐き気を催したため鼻の穴からチューブを通し、胆汁・空気を抜いてもらいました。

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入院中の様子。

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胆汁を抜いている様子。

この間は慣れない鼻チューブに加え38℃位の熱も出ていたのでかなり苦しかったです。
それでも調子のよい時はスマホからブログを更新したり、インターネットを閲覧したりしていました。

2020/9/9(水)体重57.0㎏
胆汁抜きチューブが外れ、この日の昼から食事がスタートしました。

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昼食(重湯、具無し味噌汁)

この日から体調、体重、食事内容をノートに付けるようになりました。
入院前の体重は61㎏だったので、入院10日余りで4㎏も痩せてしまいました。
※この後順調?に体重が減り続けます。

2020/9/10(木)体重55.8㎏
この日は朝食までスープ食で、昼から三分粥になりました。

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昼食(三分粥、ふわふわスクランブルエッグ、具無し吸い物、ゼリー、ジュース)

昼食までは体調も良かったのですが、夕食を食べた後またもや強烈な吐き気を催し、再び胆汁抜きチューブを入れる羽目になりました。
当然翌日より絶飲食です。

2020/9/11(金)体重53.5㎏
この日より再び絶飲食。
原因を探るため、造影剤を入れての透視造影検査を行いました。

2020/9/12(土)~9/13(日)体重53.7㎏・53.4㎏
造影剤の影響で水っぽい便が続きました。

ここまでが第1の苦難といったところでしょうか。

しかし約40日間の闘病生活、勿論このままでは終わりません。
翌日より第2の苦難が始まります。

中編に続きます。



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コメント 4

トータン

とんでもない思いをしたんですね 腸閉塞のつらさ経験ないので判らないのですが原理から考えたら半端ではないでしょうから 大変でしたね
絞扼性イレウスって初めて聞く病名です 単純に腸閉塞ではなかったのですね これからも暫くは通院するわけですよね お大事に
by トータン (2020-10-12 17:49) 

TYPES

トータン様
本当に辛かったです。長期の入院生活に加え、慣れない鼻チューブの挿入、レントゲン、CT、果ては透視とあらゆる治療を行っていたので精神的にも肉体的にもつらい日々が続いていましたが何とか退院までこぎつけました。
現在もリハビリを続けています。
絞扼性イレウスという病名は正式名称で、一般に知られている腸閉塞と同じ意味だそうです。

by TYPES (2020-10-12 18:21) 

青い森のヨッチン

私は糖尿病の教育入院期間中に眼の眼底(糖尿病性網膜症)がかなりヤバイことになっているのが分かりそのまま緊急オペとなり1か月ほど入院、当初は2週間ほどの教育入院と楽観視していましたがまさかの手術・・
TYPESさんもまさか緊急オペになるとは思わないで病院に行かれたのでは?
しかし検査後即手術とは気持ちの整理がつきませんね
でも俎板の鯉状態でどんと構えられたのかなぁ?
自分的には病院食は結構気に入っていたのですが食べられない状態でベッドの上はきついですね
開腹手術ならトイレも行けないですよね?
by 青い森のヨッチン (2020-10-12 22:35) 

TYPES

青い森のヨッチン様
1度目の手術は訳もわからぬまま同意書にサインしてという流れだったので諦めはついていましたが2度目の手術は事前に告げられていたので覚悟を決めました。
トイレは術後1日置いて行けるようになったので、その点はあまり辛くはなかったです。
まだまだリハビリ、通院が続きますがゆっくりと治していきます。
by TYPES (2020-10-13 06:03) 

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