年の瀬の乗り鉄2019その3(驚愕の崎山駅) [旅行]
年の瀬の乗り鉄2019 その3です。
11:57分に崎山駅に到着しました。
2番ホームより駅本屋を臨む。
今にも壊れそうなほどに荒廃した駅舎です。
崎山駅は1954年(昭和29年)旧国鉄田川線の信号所として誕生し、その後駅に昇格しました。
建物は変則的な2階建てで、右側のホーム部分の駅舎が中2階、左側の信号所部分が2階建て構造になっています。
この駅の情報は事前に仕入れていましたが、実物を見ると想像以上に荒廃していて驚きました。
画像では分かりにくいですが改札口のコンクリート土間がたわんでいます。
屋根の瓦が幾つかずれています。
駅舎に近づいてみます。
改札口。
左に『駅長』『気象告知板』の看板、右に『崎山駅』の看板があります。
改札口左手にあった謎の二層式洗濯機。
元からここにあったのか、誰かが持ち込んだのか。何とも奇妙な光景です。
どうやら防災用水の為の雨水を貯める用途として使っているようです。
改札口横の待合所にあった灰皿。
底は抜け、新しい灰皿が上に乗せられていました。
相当な年月が経っているのでしょう。
その横にはこれまた古そうなトイレが。
勿論くみ取り式です。
臭突ファンがやけに短いのが気になりました。
中に入ってみると意外にもきれいに保たれていました。
トイレ入口にあった古い照明スイッチ。
スイッチを入れてみましたが、明かりは点きませんでした。
トイレ横にあった池と灯篭。
池はすでに涸れています。
かつてはこの池にも水がたたえられてたのでしょう。
駅の中に入ります。
窓口はふさがれていて、傍には本が置かれていました。
こういった本は大抵古い物が多いのですが、意外にも新しい本ばかりで驚きました。
小一時間暇をつぶせそうです。
手作りの観光案内マップ。
こういった手作りのものは好感が持てます。
駅入口に回ります。
駅正面。
門松が飾られていました。
『平筑を育てる会 謹製』と書かれた板が刺さっています。
さらに探索を続けます。
駅正面右手に回ります。
古い井戸と謎の建物がありました。
入口付近に建物の財産票を発見。
「建物財産標 鉄
浴場 建第4号
崎山 駅浴場
昭和39.3」
何とこの建物は駅職員の浴場だったようです。
建物の広さは畳2畳ほどなので浴場にしては狭い気もしますが、駅の規模を考えるとこの程度の広さで十分だったのでしょう。
残念ながら窓はすりガラスで中の様子は分かりませんでした。
駅2階建て部分妻面。
ツタが伸び放題です。
壊れたドアから中が覗けたので覗いてみると…
天井に穴が開いて、光が差し込んでいました。
草は伸び、更には建物の中に木が生え、窓の外へと枝を伸ばしています。
駅に戻ります。
駅本屋の財産票を発見。
文字はかすれていましたが、かろうじで
「建物財産標
鉄
本? 建???
崎山 駅本屋
昭29.3」
と読めました。
信号所として誕生した年月と合います。
駅の荒廃具合から見て、すでに住民からも見捨てられているのかと思いきや、トイレの清掃具合、新しめの本や門松等これからも大切に使っていこうとする姿勢が見て取れ、ほっとしました。
とはいえ老朽化はかなり進んでおり、近いうちに解体されそうな感じなのでこの先が心配です。
今まで訪れた駅舎の中でもとりわけ強く印象に残った駅でした。
この後12:57分発直方行きに乗車し、源じいの森駅へ向かいました。
その4に続きます。
11:57分に崎山駅に到着しました。
2番ホームより駅本屋を臨む。
今にも壊れそうなほどに荒廃した駅舎です。
崎山駅は1954年(昭和29年)旧国鉄田川線の信号所として誕生し、その後駅に昇格しました。
建物は変則的な2階建てで、右側のホーム部分の駅舎が中2階、左側の信号所部分が2階建て構造になっています。
この駅の情報は事前に仕入れていましたが、実物を見ると想像以上に荒廃していて驚きました。
画像では分かりにくいですが改札口のコンクリート土間がたわんでいます。
屋根の瓦が幾つかずれています。
駅舎に近づいてみます。
改札口。
左に『駅長』『気象告知板』の看板、右に『崎山駅』の看板があります。
改札口左手にあった謎の二層式洗濯機。
元からここにあったのか、誰かが持ち込んだのか。何とも奇妙な光景です。
どうやら防災用水の為の雨水を貯める用途として使っているようです。
改札口横の待合所にあった灰皿。
底は抜け、新しい灰皿が上に乗せられていました。
相当な年月が経っているのでしょう。
その横にはこれまた古そうなトイレが。
勿論くみ取り式です。
臭突ファンがやけに短いのが気になりました。
中に入ってみると意外にもきれいに保たれていました。
トイレ入口にあった古い照明スイッチ。
スイッチを入れてみましたが、明かりは点きませんでした。
トイレ横にあった池と灯篭。
池はすでに涸れています。
かつてはこの池にも水がたたえられてたのでしょう。
駅の中に入ります。
窓口はふさがれていて、傍には本が置かれていました。
こういった本は大抵古い物が多いのですが、意外にも新しい本ばかりで驚きました。
小一時間暇をつぶせそうです。
手作りの観光案内マップ。
こういった手作りのものは好感が持てます。
駅入口に回ります。
駅正面。
門松が飾られていました。
『平筑を育てる会 謹製』と書かれた板が刺さっています。
さらに探索を続けます。
駅正面右手に回ります。
古い井戸と謎の建物がありました。
入口付近に建物の財産票を発見。
「建物財産標 鉄
浴場 建第4号
崎山 駅浴場
昭和39.3」
何とこの建物は駅職員の浴場だったようです。
建物の広さは畳2畳ほどなので浴場にしては狭い気もしますが、駅の規模を考えるとこの程度の広さで十分だったのでしょう。
残念ながら窓はすりガラスで中の様子は分かりませんでした。
駅2階建て部分妻面。
ツタが伸び放題です。
壊れたドアから中が覗けたので覗いてみると…
天井に穴が開いて、光が差し込んでいました。
草は伸び、更には建物の中に木が生え、窓の外へと枝を伸ばしています。
駅に戻ります。
駅本屋の財産票を発見。
文字はかすれていましたが、かろうじで
「建物財産標
鉄
本? 建???
崎山 駅本屋
昭29.3」
と読めました。
信号所として誕生した年月と合います。
駅の荒廃具合から見て、すでに住民からも見捨てられているのかと思いきや、トイレの清掃具合、新しめの本や門松等これからも大切に使っていこうとする姿勢が見て取れ、ほっとしました。
とはいえ老朽化はかなり進んでおり、近いうちに解体されそうな感じなのでこの先が心配です。
今まで訪れた駅舎の中でもとりわけ強く印象に残った駅でした。
この後12:57分発直方行きに乗車し、源じいの森駅へ向かいました。
その4に続きます。
TYPESさま
新年のご挨拶が遅くなり、失礼いたしました。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
by hideta-o (2020-01-11 14:37)
hideta-oさん、nice及びコメントありがとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
by TYPES (2020-01-11 15:12)
現在の日本の基準では”廃駅”レベルにしか見えないけどちゃんと利用している人がいてメンテナンスをする人がいて利用客の安全が保障されているのならこのまま当面現状でもいいのかもしれませんが・・・
大改造ビフォーアフターに持ち込んでも良さそうなレベルですね(自己資金があればの話)
by 青い森のヨッチン (2020-01-12 10:20)
青い森のヨッチンさん、nice及びコメントありがとうございます。
自分もこのまま維持してほしいと願っていますが、何せ古い駅なので近いうちに解体されそうで不安ですね。
何とか建物の維持管理ができればよいのですが、こればかりはなかなか難しい問題ですね。
by TYPES (2020-01-12 20:47)